前の無印銃夢は、その圧倒的で明確なドラマツルギーにおいて、漫画界の他の誰の追随も許さない最強の大傑作でした。
そのことは疑いようもありません。
LOをその延長線上として読むならば、失望する向きも当然あるでしょう。
が、それでも私は、1巻ごとに興奮に胸を躍らせながらLOを読まずにはいられないのです。
たしかにそこで繰り返し語られているのは、終わりの見えない「万人の万人に対する戦闘」です。
しかし、古今東西の武術・伝説・SF・科学技術を渉猟し融合して説得力を生み出し、手を変え品を変え独特な敵手を生み出すのは、かつてリアルタイムで男塾を読んだ私にはとめどもなく魅力的なものです。
いわば、「未来を舞台にした男塾」。
果てしなく戦闘を繰り返す漫画としては他にもTOUGHや刃牙などいろいろありますが、とりわけ独創性と迫力において群を抜いて優れているのが20世紀の男塾、今世紀の銃夢だと勝手に思っています。
私は、無印銃夢はそれ自体で完結した、他に継ぎ足す必要もなくそうすべきでない作品と考えています。
虚心坦懐に見てみれば、LOは面白いです。
これは間違いありません。